中国 マグネシウム系固体水素貯蔵材料の千トン級モデル事業
大連富德金煜新エネルギー有限公司が主とする、マグネシウム系固体水素貯蔵材料のモデル事業生産ラインの建設が陕西省楡林市で着工した。この事業の投資総額は2.48億元(約45.6億円)に上り、設計能力は1,000トン級で、世界初の高効率の生産ラインだと評価されている。
この事業の立地場所は楡林市楡横産業パーク内の楡横総合中間試験基地にあり、年間2,000トンの水素化マグネシウム(MgH₂)を生産する目標として主要設備や付属設備が整備されるとしている。
この事業は中国科学院大連化学物理研究所が蓄積したマグネシウム系固体水素貯蔵の特許技術をベースに、大連富德金煜、楡林中国科学院クリーンエネルギーイノベーション研究院、および大連化学物理研究所が共同に実施するもので、千トン級モデル生産事業は成功すれば、水素の貯蔵・輸送におけるボトルネックを解消し、自律制御型固体水素貯蔵産業チェーンの規模化・産業化に向けた重要な一歩となるものと期待されている。また、水素化マグネシウムの生産量において世界記録を更新すると言えるだろう。
大連富德金煜社は既に楡林で百トン級のMgH₂中間試験用の設備ラインを整備し、純度90%から99%の製品を生産している。今回導入される千トン級生産ラインは、既存の設備運用経験と培われた知見を基盤とし、生産工程が設計されている。
情報源:北極星電力網、GCFEN整理

