中国水素ステーションの国家標準を発表
この頃、中国国家市場監督管理総局及び中国国家標準化管理委員会が国家標準GB/T 43674-2024「水素ステーション通用要求」(以下「本標準」)を批准し、2024年10月1日より強制施行することを発表した。
本標準は水素ステーションの分類、水素供給の方法、設備及び部品、水素の品質、電気、制御システム、資料の交付、水素ステーションの測定、標識と銘板、操業管理、点検とメンテナンス等の標準を規定した。水素ガスを充填する水素ステーションを対象とし、他の水素船舶、路面電車、飛行機、工事用車両、発電装置等の水素充填所もこの標準を参照して実行することができる。
統計によると、2023年末現在、中国は30の省、市、自治区で計428箇所の水素ステーションがあり、そのうち、安定稼働を実現したのは274箇所で、水素供給能力は208t/日である。
本標準の実施に伴い、水素ステーションの設計、建設、設備の据付、システム統合、安全管理、運営管理などがさらに整備される。水素ステーションの新規建設に統一的な技術基準とするだけではなく、既存の水素ステーションの安全運行と効率向上にも督促する役割も果たすと考えられる。 本標準の作成は中国水素エネルギー標準化技術委員会が取りまとめ役とし、水素産業チェーンの川上及び川下の複数の大手企業と研究機関が共同で完成したものである。
情報源:捜狐網、IT之家網等 GCFEN編集