北京冬オリンピック聖火トーチ水素使用

 北京2022冬季オリンピック・パラリンピックの聖火リレー用トーチ「飛揚」の外観設計について、2021年2月4日、中国国家水泳センターに於いて発表された。

 寒い時季に行われる北京2022冬季オリンピック・パラリンピックの聖火リレーに使用されるトーチ「飛揚」には、低温に強く、環境にやさしい水素燃料が採用されることになった。

 水素聖火トーチ「飛揚」の開発では水素の高圧貯蔵、安全利用における火炎の色及び安定性など多くの技術的な課題があったが、これらを解決して強風にも耐え、極寒の中でも使用でき、減圧比は数百倍に達する。

 「飛揚」の外側と燃焼部分には軽量で耐高温の炭素繊維が採用され、800℃以上の水素燃焼時にも耐えられることを実現した。

 オリンピックの聖火トーチに水素燃料を使用するのはごく稀れだ。東京2020オリンピックではパイプを通して、直接水素燃料を選手村の建物に輸送できるようにしている。

 東京のオリンピック、北京冬オリンピックで水素燃料が使用されることによって、インフラ施設等の分野での水素の普及を期待する。

情報源:香橙会研究院、北京冬オリンピック組織委員会公式HP GCFEN編集

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