天然ガスによる水素製造能力36万m3/日のプロジェクトが着工
10月25日、遼寧省撫順市高新技術開発区で、上海漢興能源科技股份有限公司(本社:上海市。以下、「漢興能源公司」という)と撫順昆仑新能源有限公司(本社:遼寧省撫順市)が共同で投資した水素製造プロジェクトの着工式が開催された。
このプロジェクトは投資総額3億3,000万元(約60億円)で、建設は2期に分けて実施され、水素製造能力は36万m3/日で、高新技術開発区の企業に安定した水素ガスを提供する。また、東北地域での水素産業チェーンの構築を牽引し、CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルの実現に支援することを目指している。
第1期工事は来年5月末に建設完了する予定で、天然ガスによる水素製造装置、水素充填システム、水素技術研究開発センターを建設する。
第2期工事は空気分離装置を増設し、酸素、アルゴン、水素、窒素、ヘリウムなど各種ガスを製造・販売する。
漢興能源公司は2010年に設立され、水素製造・充填及びガス分離などのコア技術を持ち、モジュール化した水素製造装置の生産と販売、水素製造工場の投資・建設による水素の販売、「水素重点、充電、給油」総合エネルギーサービスプロバイダ(ESP)の開発などの有力企業である。
湖南省株洲市、四川省成都市、四川省自貢市、河北省黄驊市、四川省内江市などの水素製造工場への投資・建設に続き、東北地域の旧工業基地での今回のプロジェクトは、漢興能源公司の重要な事業開拓となる。
情報源:北極星電力網、騰訊網によりGCFEN編集