中石化集団 中国一の水素企業への取り組み

   4月1日、中石化雄安新能源有限公司が河北省雄安新区で正式に開業した。この会社は中国石油化工集団有限公司(China Petrochemical Corporation、略称:中石化集団、シノペック。以下、シノペック)の完全子会社である。

   水素インフラの構築、水素ステーションの運営、水素の貯蔵・輸送、水素パイプラインの建設・運営、水素関連技術の研究開発、新エネルギー科学技術総合サービスプラットフォームの構築などに取り組む会社で、長期的には水素パイプラインの整備、液化水素の開発計画をもっている。

   国のエネルギー戦略変革を背景に、シノペックは「中国一の水素企業」目標を掲げて、次の5分野で水素産業の発展に取り組む。

1)グリーン水素1製造と工業副生水素精製
2)水素貯蔵・輸送に向けた技術開発とパイプライン建設
3)水素ステーションネットワークの構築
4)水素関連子会社や合弁会社の設立、水素関連株式会社への資本参加
5)複数の「強者同士」の提携による戦略的協力関係の構築
シノペックは中国において最大の石油・石油化学製品のサプライヤーを有しており、多様な化学工業プロセスから発生する副生水素の活用に絶対的な優位性を持ち、工業副生水素の利活用拡大と同時に、グリーン水素の製造を推進している。

   2020年からの工業副生水素精製とグリーン水素製造の取り組みは下記の通りである。

  • 副生水素精製
  • グリーン水素製造

情報源:北極星電力新聞網、中国石化HPなどによりGCFEN編集

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