石油会社は新エネへの取り組み

 中国海洋石油集団有限公司(China National Offshore Oil Corporation、略称:中国海洋石油、CNOOC。以下、CNOOC)は双炭目標[1]の実現を目指して、また石油・ガス探鉱と開発を強化する国の要求[2]を背景に、新エネルギー分野での開発を加速するため4月13日、また中海石油(中国)有限公司北京新能源分公司(以下、北京新能源分公司)を北京市昌平区に設立した。

   北京新能源分公司はCNOOCの強みを利活用し、洋上風力発電の開発を加速させる。陸上風力・太陽光発電事業を優先的に開発し、地域の状況に応じて水素エネルギー事業を育成し、CCUS技術の研究開発を強化し、多種エネルギー相互補完の総合エネルギー供給システムの構築を模索するとしている。

   これまでCNOOC は2019年5月に中海油融風能源有限公司(所在地:上海市)を設立し、洋上風力発電事業を中心に風力・太陽光発電事業の開発、建設及び経営管理、クリーンエネルギー技術の開発、譲渡、コンサルティングなどに取り組んできた。

   2021年1月からは中海油能源発展股份有限公司(所在地:北京市)が操業を開始した。洋上風力を中心とした新エネルギー産業の育成に注力し、分散型エネルギー、地熱エネルギー、および水素などのクリーンエネルギーを模索している。

   同年12月には中海油(海南)新能源有限公司(所在地:海南省海口市)を設立し、風力発電建設を主とし、分散型エネルギー、同時に太陽光発電産業と天然ガス火力発電産業の融合を推進している。

   CNOOCが発表した新エネルギー投資・開発計画によると、「第14次5カ年計画」(2021~2025年)期間中、同社投資総額の5%〜10%を再生可能エネルギー分野に投資する。計画では2025年までに、洋上風力発電の新規導入量を500万~1,000万kW、設備容量を150万kWを目指す。陸上風力・太陽光発電を500万kW新規導入し、50万~100万kWを稼働させるということだ。

   情報源:中国能源報、北極星電力網などによりGCFEN編集


注:[1] 中国は2020年9月開催の国連総会で、2030年までにCO2排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルを実現するという双炭目標を世界に発表した。

注:[2] 2018年8月、習近平主席はエネルギーセキュリティの観点から石油・天然ガス探鉱開発の強化と増産を強調した。

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