水素を石油コークス100%で年間16億Nm3生産

2023年1月、広東石化公司が水素を石油コークス100%で製造する装置Bシリーズを完成させた。これは中国寰球工程公司が元受けとなる寰球吉林化建工程有限公司建設のものである。

2022年11月16日にAシリーズ装置が完成し、水素生産が全面稼働しはじめた。Aシリーズ装置とBシリーズ装置を合わせた水素ガス生産は年間16億Nm3の計画で、広東石化公司関連の子会社に供給する。

広東石化公司の水素ガス製造工場は、2019年12月16日に着工した。これは中国石油産業では初めての石油コークスでの水素製造工場で、GE6.5MPa急速冷却ガス化技術によるガス化炉6台が採用された。現在、年間16億Nm3の水素ガス、31億Nm3の燃料ガスを製造している。石油コークスの消費は1時間に231.09トンである。

報道によると、石油コークス水素製造装置の稼働によってディーゼル油、ガソリン、ケロシンなどの製品の生産用水素の需給ができるようになり、広東石化公司の石油精製一体化事業の産業チェーンが形成された。

Aシリーズと合わせて石油コークス100%による水素ガス生産工場が生産開始。

建設開始から稼働するまでの5段階:          

● 2022年9月、円形石炭サイロの導入利用。

● 10月8日、コンプレッサー8台の試験完了。

● 10月21日、30日、メタノールとプロピレンを導入。

● 11月16日、装置Aシリーズが水素ガス生産開始。

● 2023年1月14日、装置Bシリーズ水素ガス生産。

               

情報源:北極星水素網 捜狐網等によりGCFEN編集

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です