高出力燃料電池の研究開発

 中国網科学によると、上海驥翀水素科技有限公司(以下「驥翀公司」と略す)がセル出力 137KW の燃料電池スタックの開発に成功した。これは中国国内外の燃料電池業界では最大出力のセルである。この製品は驥翀公司の初代燃料電池スタック製品 MH170 をレベルアップしたものである。

 MH 170 のレベルアップ版のこのスタックは、370 本のセルで構成され、中のバイポーラプレート及び膜電極はすべて国産である。ベアヒープの体積比電力の最大出力密度は4.7 kW/L に達し、質量固有出力密度比は 4.0 kW/L である。

 現在、市場の燃料電池スタックの性能は 30 kW~60 kW に集中しており、110 kW を超えるものはごくわずかであるが、驥翀公司は市場の需要を分析した結果、MH 170 系列製品について 110 kW を超える 120 kW を含む 4 つの生産ライン(60 kW、80 kW、100 kW、120 kW)を作った。

 さらに、特に大型トラック、埠頭トレーラー、牽引機関車、都市清掃作業車などに適している出力 137kW 燃料電池は、今後、水素ステーションなどのインフラ建設、航空機、エネファーム、非常用電源などの分野にも広げられると期待されている。

出典:中国網

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