天津市は燃料電池自動車測定センターを建設開始

 北極星水素網によると、2020 年 5 月 25 日、中国国内最大規模の燃料電池自動車測定センター(以下「センター」と略す)が中国天津市東麗経済開発区水素産業パークにて建設が開始した。

 当センター建設プロジェクトは中国自動車技術研究センターと天津市東麗人民政府が計画し、総投資は 19.9 億元、燃料電池、動力電池、純電気自動車、ハイブリッド車、水素燃料電池自動車等の研究試験棟 20 余りを含んでおり、エネルギーセンター、水素供給センター等の基礎施設も企画している。設備の測定能力は 1,000 台で、建設完了後は、新エネルギー自動車分野では中国国内で最大規模、部品及び原材料を含めた測定項目では最多の研究開発をほこり、水素応用及び水素関連製品の測定基地ともなる。

 天津市政府が発表した「水素エネルギー産業発展行動方案」によると、2022 年までに、天津市の水素燃料電池車を物流運輸、フォークリフト、公共交通の 3 分野で 1,000 台普及し、少なくとも 3 路線が開通する予定である。天津保税地域の現有フォークリフト車は 3,173 台だが、これを 2024 年まで、年間更新 100 台とする。天津市がこのセンター建設に選ばれた要因の1つには天津市のこのような水素燃料電池車の普及が影響している。

 中国燃料電池自動車の測定はまだ初期段階であり、このセンターの建設が中国の燃料電池自動車における測定標準及び測定方法システムの確立の推進となることが期待されている。

情報源:中国水素燃料電池自動車網

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