江蘇油田CCUS‐EOR事業
4月15日、江蘇油田CCUS-EORプロジェクト「聯38モデル基地」が実施開始した。中国石化江蘇油田分公司(略称:江蘇油田。本社:江蘇省揚州市)初のカーボンニュートラル実現向けの総合的事業である。
「聯38モデル基地」は発電所や化学工場から回収したCO2を精製・圧縮し、液体で江蘇油田に輸送する。油井サイトの太陽光発電で石油採掘と地層へのCO₂圧入によるEORにエネルギーを提供し、グリーン生産を実現する。
出典:現代快報
図 聯38モデル基地写真
江蘇油田は中国石油化工集団有限公司(China Petrochemical Corporation、略称:シノペック)傘下の企業である。近年、全力を挙げてCCUS技術を普及しており、化石エネルギーのクリーン化、クリーンエネルギーの量産化、生産プロセスの脱炭素化を強力に推進するため、CCUS-EORモデル基地を2カ所建設している。4月15日現在、油井35基にCO2圧入攻法を採用し、7万トンの原油を増産し、16万トンのCO2を地中に圧入した。
「第14次5カ年計画(2021~2025年)」期間中、低浸透性・低回収性の石油貯留層を対象としたCCUS-EORモデル基地を積極的に建設し、年間約30万トンのCO2をEORに利用し、石油生産は10万トン/年以上との計画である。
情報源:現代快報によりGCFEN編集