紅旗H5水素燃料電池自動車が披露
紅旗H5水素燃料電池自動車は2021年4月上海自動車ショーに出展することが発表された。
紅旗は中国において歴史的な使命感のある自動車である。1958年、中国の最高指導者である毛澤東の自力更生*の方針の下、国産自動車・第一汽車製造廠(第一自動車製造工場)が設立された。この会社が製造する「紅旗」という高級車は1965年に国の指導者の公式車両に指定され、長年にわたって中国の要人たちに愛されてきた。
紅旗H5燃料電池車の外観設計は従来のガソリン車と似ている。重さは1900kg、パワートレインは燃料電池を採用し、燃料電池スタックによって電気を発生させ、モーターを駆動する。定格出力60kW、最大出力140kW である。
紅旗H5燃料電池車
出典:快科技網 GCFEN編集
第一汽車社公式情報によると、紅旗H5水素燃料電池試作車は2018年10月に完成しており、中国国内初のメタルバイポーラプレートを50kW燃料電池駆動装置に使用し、システム電源出力は50kWとしていた。
紅旗H5水素燃料電池車は最高速度160km/h、0-100km/hの加速時間は10s以下、続行距離は450km以上である。