中国東北地域の水素利用モデル事業建設

   2021年8月11日、宝泰隆新材料股份有限公司(以下「宝泰隆社」)が、中国石油天然ガス股份有限公司傘下の黒龍江省販売公司、ハルピン電気股份有限公司、七台河市都市建設投資発展の3社と「水素利用モデル事業4社戦略覚書」を締結し、七台河市を起点に、東北地方で水素利用共同事業を展開する予定。

   宝泰隆社は共同事業の水素源として、第1期事業に3万トンの工業副生水素を提供し、将来的には15万トンの水素提供を計画している。初期段階では七台河市においてガソリンと電気及び水素充填総合ステーション(以下「総合ステーション」)を建設し、同時に4社が適時に風力発電による水素生産モデル事業を展開し、ピーク時風力発電の電気ロスを解決する。

   覚書により、4社が七台河市で合弁会社を設立し、総合ステーションの建設及び運営を管理する。3~5年間をかけて、七台河市を中心に黒龍江省から徐々に東北3省の水素産業を展開する。

   この総合ステーションモデル事業は中国初の厳寒地で行われ、東北地域の産業副生水素の有効利用と寒冷地域での新エネルギー自動車普及の役割を果たしていく。

情報源:宝泰隆新材料股份有限公司よりGCFEN編集

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