美錦能源傘下工場水素製造工場稼働
騰訊網によると、2021年9月21日、山西美錦能源股份有限公司(以下「美錦集団」)の100%出資の子会社である華盛化工水素製造工場(以下「華盛工場」という。山西省清徐県)が稼働しはじめた。
華盛工場は30万トンのエチレングリコール生産事業で発生した副生水素の99%を圧力変動吸着法(PSA法)に利用して工業用水素を精製する。一期の生産規模は2,000Nm3/hで、生産コストは12元/kg、関連水素ステーションの水素販売価額は20元/kg以下となっている。
華盛工場には親会社の美錦集団が大型燃料電池トラック100台を配備しており、いまや華盛工場が中国における最大の燃料電池トラックのモデル運営地となっている。
同時に、美錦集団は同モデル運営地に5年間で1万台以上の大型燃料電池トラックを配備する計画で、大型燃料電池トラック1台の年間続行距離を10万kmで試算した場合、CO2の排出量を120トン削減できるとしている。
美錦集団は中国A株市場※1の水素産業バリューチェーンのトップ企業の1つである。事業は水素生産、貯蔵・運送、設備製造、商業運営等の全分野で、地域は山西省、広東省、香港、マカオに面する湾岸区、長江デルタ、環渤海地区、北京、天津、河北省及びエネルギー化学のゴールドデルタ※2地区を含む全国に広がっている。
※1上海証券取引所、深セン証券取引所に上場されている中国企業の株式のうち、人民元建てで取引をされているものをA株とう。
※2中国エネルギー化学ゴールドデルタは、寧夏の東、内モンゴルのオルドス、陝西省榆林市を中心とした地域で中国のエネルギーの豊富な地域を指す。
情報源:騰訊網より、GCFEN編集