中国石油初 「石油、ガス、水素、充電、非石油系」総合ESPが運転開始

   北京2022年オリンピック・パラリンピック冬季競技大会(以下「北京冬季五輪」という)の協力パートナー、中国石油天然気集団有限公司(CNPC、以下「中国石油」という)は、五輪開催の成功と、国の「CO2排出量のピークアウトとカーボンニュートラル」目標達成に全力で取り組んでいる。

   中国石油は「石油、ガス、水素、電力、非石油事業」総合エネルギーサービスプロバイダ(ESP)が、9月30日、北京延慶で営業運転を開始した。これは「給油」から「天然ガス充填」、「水素充填」、「バッテリー充電・交換」「コンビニストア」までをワンストップで提供する総合ESPで、同社初の事業でもある。

出典:中国環境網図

 中国石油の「石油、ガス、水素、充電、非石油系」総合エネルギーサービスプロバイダ

  • 給油について

   この総合ESPの給油はモノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)によるビデオ分析などの技術を通じて、車のナンバープレート認識による電子決済、危険行動の自動検知、スマート照明などのスマート給油サービスを提供する。

  • 天然ガス充填について

   天然ガスの充填のために30m3の移動式LNG(液化天然ガス)充填設備が設置されており、その蓄ガス能力は11トンである。

  • 水素充填について

   水素供給能力は1,500kg/日。

   35MPaと70MPaの燃料電池車を同時に充填することも可能である。来年の北京冬季五輪の開催期間中は、燃料電池車212台に水素燃料を供給する予定である。

  • バッテリー充電・交換について

   3台のダブルコネクタ付きの電気自動車充電パイル(出力120kW)と充電用駐車スペースは6台分あり、電気自動車1台を15分でフル充電できる。

  • コンビニストアについて

   買い物、喫茶店、娯楽・レジャーという3つの機能に分けられている。中国石油の自社製品10種類、100 品目以上と北京冬季五輪のライセンス商品16種類を販売している。

   その他、全自動洗車機と汚水処理施設が設置されている。水資源などのリサイクルによってグリーン・低炭素な洗車を実現し、洗浄時間は平均で車1台1分30秒である。

情報源:北極星電力網、中国環境網によりGCFEN編集

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