国家電投集団 「新エネルギー+海洋牧場」モデル基地を建設
5月28日、広東省掲陽市で国家電投集団広東電力有限公司(所在地:広東省広州市。以下「国家電投広東公司」)の「新エネルギー発電+海洋牧場」融合イノベーションモデル基地(神泉)の着工式が行われた。
出典:網易網
図「新エネルギー+海洋牧場」モデル基地
国家電投広東公司は国の海洋強国[1]建設に協力し、洋上風力発電の収益性と競争力向上のために、「海洋エネルギー+海洋牧場+海洋カーボンシンク[2]+海洋生態系修復」という「四海モデル」を提出し、海洋エネルギーと海洋牧場などのイノベーション型融合に取り組んでいる。
今回の「新エネルギー発電+海洋牧場」融合イノベーションモデル基地は、広東省掲陽市神泉鎮周辺の海洋資源と国家電投広東公司の掲陽神泉Iの315MW洋上風力発電事業を利活用し、「漁業カーボンシンク」の新規モデルを構築し、革新的に海洋カーボンシンクを融合して漁業・養殖、設備、カーボンシンクなどの産業イノベーション型融合を促進する。
国家電投集団、深セン藍谷海洋牧場科技有限公司、掲陽前詹風電有限公司などが共同出資し、第1期予算額は1,000万元強である。建設完了後は新型カーボンネガティブルートを提供し、CO2排出ピークアウト、カーボンニュートラルと農山漁村振興の目標達成に貢献する生態系修復、海洋資源保全、文化観光を一体化した洋上風力発電と海洋牧場の融合施設となる。
情報源:北極星電力網、網易網などによりGCFEN編集
注:[1] 海洋強国とは、海洋の開発・利用・保護・管理制御に強大な総合力をもつ国を指す。
[2] カーボンシンクとは、大気中に存在するCO2を地中や海底に吸収することをいう。陸地に生える植物や、海中の海藻などが大気中のCO2を地中や海底に吸収する役目を果たす。