吉林省 「水素行動」中長期計画を発表

 このほど、吉林省人民政府弁公庁が「水素吉林中長期計画(2021~2035年)」を発表した。全体的なビジョンとしては、「中国北部の水素バレー」を目指して水素エネルギー産業の「一区・二軸・四基地」で立地し、2021~2025年、2026~2030 年、2031~2035 年の3つのフェーズで実施する計画である。

 「一区」は、国家級新エネルギーと水素エネルギー産業の融合モデル区である。「二軸」は「白城-長春-延辺」、「ハルビン-長春-大連」の水素エネルギーバンドである。「四基地」は吉林西部の国家級の再生可能エネルギーによる水素生産供給基地、長春水素エネルギー設備の研究開発および製造応用基地、吉林中西部の多様化なグリーン水素ベースの化学実証基地、および延辺水素エネルギー貿易一体化基地である。

図 吉林省「水素行動」の「一区・二軸・四基地」

 この計画は再生可能エネルギーの水素生産能力、水素ステーションの建設、グリーン合成アンモニア生産、グリーンメタノール生産、燃料電池自動車の運営規模、水素エネルギー産業の生産額などの目標を示している。詳細目標を表に示す。

吉林省水素産業の中長期企画目標

情報源:吉林省政府HPによりGCFEN編集

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