中国 深遠海浮体式風力・太陽光発電プロジェクト

 10月31日、国家電力投資集団有限公司(略称「国家電投」)所属の深遠海浮体式風力・太陽光発電実証プロジェクトが発電に成功した。

   これは山東半島南3号洋上風力発電所の20MW深遠海浮体式太陽光発電500kW実証プロジェクトで、世界初の稼働であると評価された。

図 山東半島南3号洋上風力・太陽光発電施設

   この洋上太陽光発電施設は山東省海陽市海岸から30㎞の水深30mの海域に位置しており、直径53mの環状浮体に770枚の太陽光パネルが設置され、その発電容量は1体250kWである。500kW太陽光発電設備に得られたグリーン電力は、インバータに合流して洋上発電所の風力発電プラットフォームから洋上昇圧ステーションを通じてグリッドに接続する。

   このプロジェクトは世界で初めて海岸から30㎞、水深30m、極端波高10mの海域で実施された浮体式太陽光発電実証プロジェクトである。今後、類似する洋上発電事業の建設・運転・保守コストの削減や、洋上太陽光発電の標準化、規模化、商業化の発展に資すると考えらえる。

情報源:中国エネルギー報 GCFEN編集

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