三峡集団、バイオガス生産事業試運転

 2022年12月29日、湖南省耒陽バイオガス生産事業の嫌気性発酵装置が試運転を開始した。

 これは、中国長江電力股份有限公司傘下の三峡電能股份有限公司(以下「三峡集団」)が投資する初めてのバイオガス量産化事業である。

 事業投資総額は、約1億3,800人民元(約27億円)で、前処理装置、嫌気性発酵装置、メタンガス発電設備、有機肥料生産装置などで構成される。

 湖南省耒陽市の家畜、家禽養殖企業から排出された糞、農業廃棄の稲藁など、都市と農村の有機廃棄物を嫌気性発酵装置でメタンガスを生産し、エネルギーの総合利用と有機肥料などを生産する。

出典:中国電力網

図 嫌気性メタンガスタンクへのバイオガス原料の輸送

  この事業は年間で廃棄物37万トン/年の処理でき、クリーンエネルギーのメタンガス1,460万m³を生産し、その発電量は2,664万kwhである。同時に、年間で固体有機肥料2万トン、液体有機肥料1万トン、メタン発酵バイオ液肥30.5万トンを生産する。

  湖南省耒陽市の百万畝油茶等経済作物の還元畑利用を加えて廃棄物の総合利用を実現し、長江経済ベルトの循環経済を促進する。

  長江経済ベルトは11省にまたがる。面積は国土の21%に相当する約210万km²。国内人口の40%以上が居住している。  

        

情報源:北極星電力網などによりGCFEN編集

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