中国能建、モロッコに年間140万トンのグリーンアンモニア製造工場

4月12日、中国能建国際建設集団(以下、「中国能建」)は、サウジアラビアAjlan & Bros GroupとモロッコGaia Energy社と、モロッコ南部大区グリーン水素事業の協力に関する覚書を締結した。これはエジプトのグリーン水素共同開発事業に続く、中国能建の2件目グリーン水素事業であり、海外の新エネルギープラスと第三者市場の開発戦略によって北西アフリカ市場を開拓した成功事例である。

中国能建は、モロッコを海外進出戦略における重要な市場としている。モロッコは、再生エネルギーの発展条件に恵まれている。特に、近年、モロッコ政府は、エネルギー構成のモデルチェンジを図り、新エネルギー、海水淡水化および水素ガスの開発を強化するために再生エネルギー発展計画を制定した。

同計画によると、2030年のモロッコの再生エネルギー発電は発電全体の52%を占めるという。そして、海水淡水化と水素ガスの発展への展望もある。

モロッコ南部大区グリーン水素事業は、海運交通の利便性が良く、モロッコ南部大区沿海地区に位置している。水素製造事業では、年間140万トンのグリーンアンモニア(約32万トンのグリーン水素に相当する)の製造工場を建設すると同時に、年間2ギガワットの太陽光発電所、4ギガワットの風力発電所およびこれらの設備の保守を対象とする。グリーン水素製造工場が生産を開始すると、モロッコ南部大区およびヨーロッパにクリーンエネルギーを安定に供給することができるとしている。

情報源:捜狐網によりGCFEN編集

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