第1四半期 中国太陽光電池の輸出量増加

中国税関の統計によると、2023年第1四半期の中国太陽光電池モジュールの累計輸出量は昨年同期比37%増の50.9GWで、太陽光電池セルの累計輸出量は8.6GWで昨年同期比66%増となった。

出典:InfoLink Consulting

太陽光電池セルの輸出先はトルコ、インド、東南アジアで、トルコへの輸出量が一番多く3.3GWである。インドの年度末は3月で、1~3月の太陽電池セルの需要が急増したため、中国からインドへ太陽電池セルの輸出量は1.35GW、モジュールの輸入量は1.6GWとなった。東南アジアの中国太陽光電池の需要も小幅増となった。

                  

第1四半期に増加したのは欧州へのモジュール輸出で、累計29.5GWで2022年同期の77%増となった。通常、第1四半期は欧州市場の閑散期になるが、2022年のウクライナ戦争の影響によって、エネルギー価格が高騰し、各国は再生エネルギーの発展に積極的に舵を切り始めた。

第1四半期に注目されたのは中国からモジュールを大量輸入するブラジルだ。2022年以降、ブラジルは中国の太陽光モジュールの最大需要国であり、2023第1四半期、中国の輸出量は5.2 GWだった。

                

 出典:InfoLink Consulting

情報源:InfoLink Consulting、華夏能源網などによりGCFEN編集

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