山西省 水素動力懸垂型モノレール試運転を完了

北極星網によると、世界初の水素動力懸垂型モノレール「太原清徐㊟懸垂型モノレール」(以下「清徐水素モノレール」)が中国山西省の太原市清徐県で試運転に成功した。
清徐水素モノレールは2023年8月末から着工し、始発は太原市清徐県清泉甲湖畔城北公園で、終点は東湖旁清源水城である。この区間を2両編成で走行し、設計時速は30km/hである。2024年4月に走行距離1,023mの試運転を実施した。

清徐水素モノレールは中国中鉄科工集団有限公司と美錦水素能源科技有限公司が共同で設立した水素懸垂型開発センターが、美錦水素能源科技有限公司の技術(水素動力システム)を改良し、懸垂型モノレールに適した動力モジュールを開発した。この列車は世界で初めて水素駆動システムを内蔵し、従来の電力駆動システムと比べて低コストで、環境に優しく、効率的な運行を実現させた。
清徐水素モノレールの建設は清徐県にとって、交通が便利になった一方、モノレール産業パークを建設し、現地の新材料、新エネルギーなどの産業の融合発展、百億元レベルの投資見込みの新型インフラ建設、新型軌道交通産業クラスターの発展を促進するチャンスと期待されている。

情報源:北極星水素網などGCFEN整理

※㊟清徐:地名。山西省太原市清徐県

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