中日(大連)地方発展協力モデル園区が始動

  8月24日、中国遼寧省大連市金普新区で中日(大連)地方発展協力モデル園区区除幕式が行われた。

    写真出典:https://www.sohu.com/a/414833988_118392

   中日(大連)地方発展協力モデル園区は総面積52.92km2で、金普新区を中心として、新日本工業団地、松木島、西中島、花園口の4つのエリアからなる。 

   中日地方発展協力モデル園区は中国国家発展改革委員会と日本内閣府の主導で、中日の経済協力・発展の促進を目的に、両国の協力プラットフォームとして建設が進められているもので、大連市のほか、天津市、成都市、蘇州市、上海市、青島市の5都市が認定された。

 式典では水素分野などの日本企業と大連市の協力プロジェクト8つが正式に調印され、中日(大連)地方発展協力モデル園区の計画と開発が始動する。

岩谷大連西中島水素利用プロジェクト

 岩谷大連西中島水素利用プロジェクトは岩谷産業株式会社傘下の大連岩谷気体機具有限公司に建設される。西中島の中日協力化学工業新材料エリアに水素精製工場を建設し、西中島の安価な副生水素を生かして水素の純度を99.999%以上にし大連市の水素自動車への供給をはじめ、水素産業の発展を支援する。

 また、この水素利用プロジェクトは中日(大連)地方発展協力モデル園区の水素製造プロジェクトと同時に計画、建設し、今後水素の精製量を拡大し、日本へも水素輸送も考えれれるようである。

 大連岩谷気体機具有限公司は、1989年に岩谷産業株式会社と岩谷(中国)有限公司が共同で設立した外資会社である。

他の7つのプロジェクトは以下の通りである。

  1. 日本電産工業園における千人研究開発センタープロジェクト
  2. ホンダ中国とニューソフトリーチの協力によるインテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)システムプロジェクト
  3. 日本電産モビリティー(広州)車載電子有限公司の大連支社(経営的会社)プロジェクト
  4. 日本リファイン株式会社の環境保全プロジェクト
  5. 日本型スーパーマーケットのモデルセンタープロジェクト
  6. 大連金普新区とオリックス中国の戦略協力プロジェクト
  7. 大連金普新区とみずほ銀行が中日(大連)地方発展協力モデル園区の関連業務に関する協力プロジェクト

情報源:北極星氢能網より整理作成

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