2023年、中国の燃料電池自動車生産量と販売量

2024年1月11日、中国自動車協会が中国の燃料自動車の生産量と販売量の2023年データを発表した。

データによると、2023年のFCEV車の生産量は約5,600台で同期比55.3%増、販売量は約5,800台で同期比72%増となった。(図1)

図1 燃料電池自動車生産量と販売量データ(2020~2023年)

出典:中国自動車工業協会

2023年12月、FCEVの生産量は約1,300台で11月から98.8%増、販売量は約1,500台で11月から149.1%増となり、上昇幅が飛躍的に伸びた。(図2)

図2:2023年各月燃料電池自動車の生産量と販売量データ

出典:中国自動車工業協会

証券日報によると、市場の燃料電池車の主流は商用車で、短距離使用の決まったルートで走行する燃料電池トラックや公共バス、タクシーなどである。

中国の新エネルギー自動車の販売量は、2023年は949.5万台だった。そのうち、電動自動車(BEV)は668.5万台、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)は280.4万台で、燃料電池自動車(FCEV)は6,000台未満と少なかった。業界関係者によると、燃料電池車の普及が進まないのは技術面やコストなどの問題が影響を及ぼしているという。

中信証券研報によると、今後、水素産業が発展し大型水素トラックの生産コストは現段階の約140万元/台から、2025年には100万元/台に、2030年には80万元/台に下がると見込まれている。

また、水素産業チェーンの発展を促進する燃料電池自動車の補助金が2024年から実施される予定だ。

情報源:中国青年網、捜狐網、氢雲鏈網など GCFEN編集

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